1日だけの調査依頼で探偵は浮気の証拠を押さえることができるのか?

1日だけの浮気調査パートナーの浮気を疑ってしまった時、やはりプロの手で確固たる証拠を見つけてほしいと思うことがあるでしょう。
しかし浮気調査というのは何週間、あるいは何ヶ月といった期間が必要であることも少なくないものです。

できれば一日で証拠を見つけてほしい、このように思った時、探偵は要望通りに浮気の証拠を押さえることができるのでしょうか。

一日の調査依頼で浮気の証拠を得られる場合もある

一日の調査で証拠を押さえることは難しいと思いきや、場合によってはそれが可能なこともあります。

その条件というのは、以下のようになります。

きちんとした事前調査ができている場合

まずは調査開始以前に、事前調査がきちんとできているということが大切になります。

事前調査というのは、簡単にいってしまうとターゲットとなるパートナーの行動について依頼主から話を聞くことです。
例えばいつもは仕事が終わるとまっすぐ家に帰るのに、最近は週に一度必ず残業などの理由をつけて帰りが遅くなる日があるといったように、明らかに違う行動をする日があることが明確にわかっているとその日を狙って調査をすることができるようになります。

浮気の証拠というのはラブホテルに入る瞬間や浮気相手の家に複数回出入りしている写真などになるため、ラブホテルに行くことが確定できれば、その日に調査を依頼すれば一日で証拠を押さえることができるでしょう。

ラブホテルではなく浮気相手の家に出入りしている写真の場合は注意が必要

先程浮気の証拠となる写真はラブホテルに入る瞬間と浮気相手の家に複数回出入りしているものであると述べましたが、浮気相手の家の場合、「複数回」出入りしているという点に注意する必要があります。

と、いうのもラブホテルの場合は一度でもホテルに入る瞬間を捉えれば証拠として成立することが多くなっているのですが、浮気相手の家の場合には一度だけでは浮気の証拠として認められないこともあるのです。
つまりパートナーがラブホテルではなく浮気相手の家によく行っているという場合には、一日で証拠を押さえることはほぼ不可能であると思っておいて良いでしょう。

また、たとえラブホテルであっても一度では浮気と認められないこともあるため、その点は留意しておく必要があります。

一日のみ浮気調査を依頼する際のデメリット

一日で浮気の証拠を掴みたいと思った時、浮気の証拠として弱いということ以外にもいくつかデメリットがあります。

まず、設定した日に浮気相手と会わない可能性も十分にあるという点です。
どんなに証拠を集めてもこの日に確実に会うということがわかっていなければ失敗する可能性もあります。
同窓会に行くという話をしていたので怪しいと思ったけれど結局普通の同窓会だった、普段は飲み会などに参加しないのに突然参加するといっていたのでなにかあると思ったけれど普通に同僚と飲んでいた、など空振ってしまうことも少なくないでしょう。

また、ラブホテルや浮気相手の家に入ったことがわかった場合でも、宿泊などをして中にいる時間があまりにも長すぎると契約時間内に収まらない可能性があります。
すると延長料金が発生してしまい、結果的に割高になってしまうこともあるため注意が必要です。

料金が割高になることも

一日だけ依頼したほうが調査費用が安価になるのでは、このように思うこともあるかもしれません。
しかし基本的には一日のみの調査というのを想定していないという探偵事務所も少なくないため、時給換算してみると結果的に通常料金よりも割高になるということも少なくないでしょう。

依頼料金に関しては事前に何日間かの料金が提示されているパック式のこともあれば、完全出来高制を謳っていることもあります。
先の述べたとおり当てが外れて一日で終わらなかったり、長時間滞在によって延長料金が発生するということも考えられるため、費用を押さえるために一日だけの調査を依頼しようと考えているのであればもう一度考えを改めてみるとよいでしょう。

1日で証拠を見つけてもらうためには

デメリットなどを加味した上で、それでも一日でなんとか証拠を見つけてほしいと思った場合、まずパートナーのスケジュールや行動を確認してみましょう。
手帳に予定が記載されていることもありますし、スマートフォンや携帯電話に浮気相手とのメールが残っている場合があります。
予定がわかればその日を狙って依頼をすることで、ぐっと成功する可能性が高くなります。

もし電車を活用しているのであれば、パートナーのICカードの履歴を確認してみるのも大切です。
普段使っていない駅を使っているタイミングなどを知ることができるため、アプリなどを活用してチェックしてみると良いでしょう。
自家用車のカーナビチェックも有効です。

しかし相手の行動を確認する場合、相手にそのことがバレて証拠を隠されてしまったり勝手に覗かれたなどの理由で逆に訴えられてしまう可能性もゼロではありません。
確実にばれないタイミングを狙うか、一日で証拠を掴むことを諦め、4~5日程度かけるようにするなど工夫をすることも大切かもしれませんね。