裁判で勝てる浮気調査の証拠とは?

裁判で勝てる浮気調査の証拠パートナーの浮気にどうしても許せない人は、裁判所に訴えを起こします。
裁判で勝つためには証拠が必要なので浮気調査で証拠を集めますが、素人にはどんな浮気証拠を集めれば裁判に勝てるのかサッパリです。
そこで、この記事では裁判で勝てる浮気調査の証拠について解説します。

原告が裁判で勝てる浮気証拠を提出する義務がある

刑事裁判ならば、警察が犯罪者の罪を立証する証拠を集めます。
民事裁判は原告(裁判を起こした側)が被告(訴えられた側)に対する証拠を集める必要があります。
つまり、浮気行為を理由に裁判を起こした場合、原告が被告の浮気行為を証明する証拠を提出する必要があるのです。

もし、証拠を用意しないまま裁判を起こしてしまった場合、被告が本当に浮気をしていても原告が敗訴して裁判費用を全て負担しなければなりません。
また、証拠を提出しても被告に言い逃れをされてしまうような不十分な証拠だった場合も敗訴してしまいます。

このため、浮気を理由に裁判を起こすならば裁判に勝てる浮気証拠を集める必要があるのです。

裁判に勝てる証拠は主に以下のように三種類に分けられます。

  • 写真証拠
  • 音声証拠
  • 客観証拠

裁判で勝てる浮気調査の証拠~写真証拠~

裁判で勝てる浮気調査の証拠の基本にして最強な証拠が写真証拠です。

ただし、写真証拠が浮気をしっかりと証明できるものである必要があります。
浮気をしっかりと証明できる写真証拠とは、「ラブホテルに浮気相手と出入りしている」「カーセックスしている」というような肉体関係を浮気相手ともっていることを誰が見ても納得させられる証拠です。

それに対し、以下のような写真証拠は言い逃れができるので弱い証拠となります。

  • 浮気相手の自宅に出入りしている写真
  • 浮気相手との旅行写真

これらの証拠写真は「たまたま」などと言い逃れされてしまいますし、肉体関係があることを証明できないので弱い証拠になります。
ただし、これらの証拠写真が複数回分ある場合は浮気の事実があると認定されて裁判に勝てる証拠になります。

写真はアナログで

浮気調査の際に、証拠写真はアナログ写真で撮影する必要があります。
デジタル写真は偽造が簡単なので証拠能力が弱くなります。

裁判で勝てる浮気調査の証拠~音声証拠~

“原告と被告の会話を録音している”という前提条件がありますが、被告が浮気の事実を認める発言を録音した場合も裁判で勝てる音声証拠となります。

音声証拠では、“原告と被告の会話を録音している”という前提条件は絶対に必要です。
というのも、浮気であっても被告が浮気相手と電話している音声を盗聴録音したとしても、「反社会的手段で入手して人権侵害している」とされて証拠能力が無くなってしまうのです。

音声もアナログで

音声の場合もデジタル式だと偽造が簡単なので証拠能力が低くなってしまいます。
浮気調査で音声証拠を手に入れる際は、アナログテープで録音するようにしましょう。

裁判で勝てる浮気調査の証拠~客観証拠~

客観証拠とは、浮気があったことを客観的事実に基づいて証明する証拠です。
客観証拠も裁判に勝てる証拠ですが、その本質は写真証拠や音声証拠を“補完する証拠”です。
このため、裁判により高い確率で勝てるようにする証拠なので、客観証拠単体では証拠能力が弱いので注意が必要です。

客観証拠になるのは以下のような証拠です。

  • 友人や知人、探偵など第三者による証言
  • 浮気行為に関して記している手紙や日記
  • 浮気相手からのプレゼントや手紙
  • 浮気相手と利用したホテルの領収書
  • 浮気行為を裏づけるクレジットカードの明細(浮気相手へのプレゼント代金、ホテル代金など)

客観証拠は合法的に入手

浮気調査の際に、客観証拠は合法的に入手するように気を付けましょう。
盗んだ領収証などは不成行為で入手した証拠とされて証拠能力が無くなります。

電子メールやLINEは完全な補完証拠

浮気が発覚する際の大きな要因である、電子メールやLINEですが、裁判では証拠能力がほとんどありません。
というのも、電子メールやLINEは誰でも簡単に偽造ができるので証拠能力が非常に弱いからです。
このため、写真証拠や音声証拠を補完することくらいしかできません。

時々、電子メールやLINEの浮気証拠のみで裁判を起こそうとする人がいますが、電子メールやLINEの浮気証拠だけでは相手が本当に浮気をしていてもボロ負けする可能性が高いので気を付けましょう。

裁判で自白した場合は強力な証拠に

証拠能力が弱い電子メールやLINEですが、被告が裁判で浮気を認めた場合は強力な証拠となります。
自白しているのだから証拠が強力になっても意味がないと思うかもしれませんが、悪質性を訴えることでもらえる慰謝料が増えることを期待できます。

裁判で勝てる証拠集めは専門家に浮気調査依頼

浮気調査は自分でもできます。
しかし、どんな証拠であっても入手手段に少しでも違法性があれば証拠能力がなくたってしまいます。
このため、浮気調査をする場合は専門家である探偵などに浮気調査を依頼するのがおすすめです。

探偵ならば複数の証拠を集めてくれる

素人が浮気調査をする場合、一つでも有力な裁判に勝てる証拠を入手できたら満足してしまいがちです。
しかし、証拠は集めれば集めるほどより裁判に勝てる証拠になります。
強力な証拠となる“ラブホテルに浮気相手と出入りする写真”であっても、場合によっては「体調が急に悪くなったから仕方なく…」などと言い逃れしようとする場合があるほどです。
このため、複数の証拠を徹底的に集めてくれる探偵のは尚更おすすめなんです。